2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『戒厳令下チリ潜入記』

チリの亡命映画人、ミゲル・リッティン監督作品。前半部で1986年に潜入したチリの現状を取材し、首都サンチャゴから北部の鉱山集落へと移動していく。後半に1973年9月11日の軍事クーデターを中心に、サルバドル・アジェンデの実像と歴史を、その…

「シネ・トランス」と「トランス・ブレヒト」

遅ればせながら、近代美術館で行われたブラジル展の際の講演会を元にした、赤坂大輔さんのテキストをウェブで発見し、そのなかで、ジャン・ルーシュが「シネ・トランス」(cine-trance)という概念を提示しているということを初めて知る。この概念を説明すれば…